糸山先生講演会 in 東京 〜 8割の力で&副作用を無くす
糸山先生のお話しが腑に落ちてしまうのは、私の仕事と関係があります。
私の仕事は理学療法士という仕事なのですが、歴史はまだ浅く、リハビリリハビリと騒がれている割には、効果がバッチリありますとは言い難い仕事です。
そんな中で、私が手探りでたどり着いたものと、糸山先生のおっしゃっている事は、とても重なります。
私は前提として、自然の摂理があり、人間にも摂理があると考えています。
これまでリハビリテーション業界は、『筋力低下』が悪の根源。筋力をつける‼️と、あたかもボディビルダーのように、筋力トレーニングをすすめてきました。
もしも筋トレだけで身体機能が向上するなら、ボディビルダーはオリンピック総ナメです。
学校の先生方も、どうもこの『筋力低下』と『学力低下』を同じに考えていらっしゃるのではないかと思うのです。
『やれば出来るようになる』→だから、努力させる→無駄でも。
リハビリテーション業界は、とりあえず医療では『ムダ』を排除する努力をしているようですが、教育業界は、そうではなさそうです。
さて、低下しているものって、何でしょう?
『一人一人がもつ身体を効率良く動かせる能力』ではないかと思いますよ。
今、私の治療方針は、全ての人において、効率良く動かす事を阻害するものを取り除くことです。
もちろん、筋肉のコリである事が多いですが、合わせて生活習慣、考え方、お薬などを検討します。
これって、
糸山先生のおっしゃる
『副作用を取り除く』
ことと、とても似ているなーと思うのです。
そして、最高の効率の良い動きは、100%力を発揮したときではなく、80%くらいで力まずに行えたときに出現します。
80%の力がどこにあるのかを、感じられることがとても大切です。
力まなくても、頭が冴えて迷いなく動くことができる状態。
まさに、小脳思考のなせるワザだと思います。
『どんぐり理論』
本当によく出来た理論だと思います。